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インプラントと天然歯は連結できるか?
2024年5月27日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
奥歯を失ってブリッジでかける歯がなくなったから、奥にインプラントを埋入して連結してブリッジを行うことが可能かと聞かれることがあります。
インプラントと、自分の天然歯を連結させることはNGです。
インプラントと天然歯の最も大きな違いとは、歯根膜の有無になります。
歯根膜は歯のクッション機能と言いますが、免疫細胞も存在しており、歯が多少動くために必要な組織。
歯根膜があることにより、歯根破折を防止したり、矯正治療で歯が動くことができたりとても大切な組織となります。
一方インプラントにはこの歯根膜がありません。
抜歯することにより、歯根膜は歯と共になくなります。
インプラントはフィクスチャーと骨が直接的に結合しています。
そのためインプラントは全く動かない、天然歯は微妙に動くという関係なので、これを連結して補綴をすると天然歯は動かなくなり、天然歯の破折リスクが高まります。
インプラントはインプラントで、天然歯は天然歯で必ず分けて補綴することが望まれます。
詳細はまたご相談しますのでご連絡ください。
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