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インプラントの本数
2021年4月7日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
先日インプラントは最大で何本口腔内に入れることが可能かという質問を受けました。
結論から言うと口腔内の骨や粘膜の炎症がなければ何本でも可能です。
かなり昔は、臼歯部も歯根の数だけインプラントをしていた時代があったほどです。
歯根の数だけインプラントを行うと言うのは、臼歯部関しては根が2根あれば一つの歯に対して2本のインプラントを入れると言う意味です。
今はそのようなことは絶対しないのですが、インプラント初期時代はそのようなことがあったと症例でみます。
しかし、インプラントもたくさん入れれば良いと言うわけではありません。
インプラントは当然清掃しなければ炎症が出現してしまい腫脹や疼痛の原因になります。
本数が多ければ多いほど、清掃の手間も増えます。
最近では全額欠損症例においても4-5本(片顎)の埋入で固定式のブリッジを作成することができるなどインプラントの性能や安全性も向上しています。
そのため、本数を多く入れる必要というのはそこまでないかもしれません。
しかし難しいのが徐々に欠損が増えていく場合。
使える歯をインプラントのために戦略的に抜歯するということはあり得ないので、欠損したらインプラントの流れで行っていくとどうしても本数が増えていきます。
今回左下臼歯部の欠損により来院された患者様。
右下は過去インプラントを行っていますが今回は左下の奥が欠損してしまったためインプラント治療を希望。
片額で結果5本のインプラントとなります。
5本埋入できれば基本全額症例でブリッジ装着できるレベルです。
しかし全て臼歯部埋入ですので、前歯部が今後欠損してもブリッジにするためには前歯部にも結果埋入しなくてはいけませんが。
インプラント治療を戦略的に埋入する場所を変えたり、抜歯を事前に行うことは余程の場合を除いて難しいことがわかります。
出来るだけ歯を欠損しないことに尽きますね。
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