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骨欠損は大きいが内側性であれば比較的良好
2022年9月29日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
当院ではインプラントを希望される患者様にはまず最初に通常の2次元レントゲンを撮影し、簡易的な計画を立てます。
この計画では、どこの歯をどのように治療する必要があるのかを簡易的に示してお渡ししています。
その中でインプラント治療を希望された場合は、インプラントを行うための環境が整い次第事前検査に入っていきます。
インプラント治療を行うための環境とは
・歯周病が改善されている
・プラークコントロールが十分改善されている
・保存不能な歯の抜歯が終わっている
などいわゆる一次治療が終了したタイミングで行います。
今回一次治療まで終了し、インプラント治療となった患者様。
欠損部は抜歯後1ヶ月でCT撮影を行っています。
頬舌側には十分な骨がありますが、内側の骨はまだ完全には出来上がっていません。
このような場合、もう少し待機してから埋入する方法もありますが、内側性の骨欠損であるため十分掻爬し、埋入後の初期固定を得られるようであれば埋入し、周辺骨とインプラントとのギャップが生まれたら骨補填をするという方法をとります。
骨造成などの処置において難しくなるのが、造成した骨が逃げてしまうこと。
定着するためにはその場になければなりませんが、外側性の骨欠損などは造成した骨を維持させるのがとても難しいのが実際です。
今回のような内側性の骨欠損に関しては周りがしっかりと覆われているため比較的骨ができやすいのです。
骨がなくても状態によっては、しっかりと骨を作りながらインプラント治療することが可能ですのでご相談ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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