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骨造成+インプラント、4ヶ月

2022年10月26日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

右下臼歯部欠損に対してインプラント治療を行なった患者様。

術前のCT撮影で骨の欠損が大きく骨造成を併用したインプラント治療を行いました。
既存骨も結構あるので骨造成が必要かどうかと言うこと、と言うのは骨があるところに埋入すればといった考え方もできるのですが、最終補綴物がブリッジになるので、骨の高さに波が存在すると物が詰まりやすくなったりインプラントに対しても長期的には不利になることがあります。

出来るだけフラットな状態にしておきたいですね。

埋入後の写真。
奥のインプラント周囲が最も骨がなかったため埋入し骨造成を併用しました。
今回骨造成を使用したのは自家骨+人工骨を1:1で混ぜてCGFメンブレンにて行っています。
自家骨は、インプラント形成窩を低速で行うことで採取できることや、頬棚部より採取することができます。
人工骨は出来るだけ吸収スピードが遅いものを使用。
CGFメンブレンは、採血し専用の遠心分離機で作成します。自己血ですのでアレルギーリスクもなく治癒促進にCGFは最適です。最近は親知らず抜歯でも行うこともあります。

埋入後状態もよく経過したため4ヶ月でリエントリー。
オステルにて検査すると共に80以上の高い安定性を確認しましたので、粘膜上へのカフへ交換しました。

骨造成後は一般的に6ヶ月経過させることになっていますが、埋入時の状態や清掃性なども良ければ次のステップに入っていいと思います。もちろん感染リスクが低いと言う判断をする必要がありますが。

今回は自家骨やCGFメンブレンを併用したことにより早期治癒が可能になったのかもしれません。
インプラント治療について気になる方はご連絡ください。

 
 
 
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