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インプラント治療の流れ

2023年12月4日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療の流れを説明します。
 
歯を欠損している、もしくは今後抜歯をする必要があり補綴が必要な状態。
 
そのような時に選択肢としてインプラント治療があります。
 
一般的に歯を失った時の選択肢としては
 
– ブリッジ
– 義歯
– インプラント
– そのまま
 
このどれかになります。
 
ブリッジは残っている歯の本数に依存されるので適応は限られますが、その他において適応はほぼ全てのケースで可能と言っても良いと思います。
 
その中でインプラント治療を希望された場合は、どのような流れになるでしょうか。
 
インプラント治療で大切なポイントはいくつかあります。
 
– 骨の状態
– 歯周疾患の状態(口腔内の状態)
– 全身疾患の有無
– 糖尿病罹患状況
– 血液疾患罹患状況
– 骨粗鬆症の有無
 
大きく分けるとこのような項目です。
 
骨の状態はインプラントを埋入する上では必須です。
 
骨がなければインプラントはできないため、骨を作るもしくは諦める必要があります。
 
これはCTを撮影して確認します。
 
通常のレントゲンのみだと神経との距離や骨の厚みなどの把握ができないため正確な診断を行うことができませんので必ずCTが必要です。
 
歯周疾患の状態のチェックも必ず必要です。
 
歯周病に罹患していることでインプラントの安定性は著しく悪くなります。
 
インプラント周囲炎などに罹患する確率が高いことはエビデンスではっきりとわかっており、歯周病が解決されない限りインプラント治療は勧められません。
 
全身疾患もとても大切です。
 
特に免疫機能が良好かどうかはインプラントを安定した状態を保つためには必要です。インプラント治療は外科治療になるため、術後の敗血症や菌血症リスクなどを考慮する必要があります。
 
糖尿病が重度の方は感染リスクが高いため改善した状態で行う必要があります。
 
骨粗鬆症の方は、内服にBP製剤を使用している場合が多く副作用として顎骨壊死があります。
 
服用している場合は、顎骨へのアプローチはできないためインプラント治療はNGとなります。
 
インプラント治療のファーストステップは上記となります。
 
まずは事前診査として上記項目にクリアするかどうかが大切となります。
 
気になる方はご相談ください。
 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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