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インプラント治療における事前診査

2023年12月12日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療を行うにあたりいくつかの事前診査が必要となります。
 
これらの事前診査を確実に行うことで、口腔内で長期間安定性高くインプラントが保持されていきます。
 
– 歯周病治療の再評価
– 歯科用CT撮影
– 全身疾患の有無
– 血液検査
 
インプラント治療が脱落する最も大きな原因はインプラント周囲炎と呼ばれるインプラント周辺に細菌が付着することによりインプラントが感染し脱落してしまうこと。インプラント周囲炎と呼ばれます。
 
そのインプラント周囲炎に罹患してしまうリスクの高い方こそが歯周病の既往歴のある方や歯周病を持っている方となります。
 
そのためまずはインプラント治療を行う前に、歯周病治療を確実に行うことが大切となります。
 
次にCT撮影。
 
インプラントを埋入する周辺の骨などを3次元的に把握することがとても大切です。
 
3次元的に把握することで神経との距離や、副鼻腔との位置関係などの確実な情報を得ることで、インプラントの高い安定性を保つためには必要となります。
 
次に全身疾患の有無。
 
外科的な処置となりますので、全身疾患の有無を確認します。脳梗塞や心疾患の既往がある方はその時期、糖尿病や高血圧などの生活習慣病はどうか、肝炎ウィルスへの罹患状態などを確認します。
 
そして血液検査。
 
検診などを行っている方はその全身状態に問題ないかどうかをヒアリングするだけですが、全く検診などをされていない方は術前に血液検査を行っていただくことがあります。
 
血液疾患がないかどうか、免疫系に異常はないか。外科処置となるため治癒不全を起こすこともあります。確実に把握する必要性があります。
 
このようにインプラント治療を行う前の段階でいくつか行うべき検査があります。
 
しっかりと行うようにしていきましょう。
 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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