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インプラントの予定の周辺の確認
2020年6月4日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラント希望で来られた患者さま。
口腔内所見では左下の部位に対して欠損を一部認め、インプラントによる補綴処置を希望されています。
治療計画作成のためのCT撮影をいつも通り行うと。
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まず、顎の下に走行する下歯槽神経との距離が比較的近いことがわかります。
![](https://ryu-implant.net/wp-content/uploads/2020/07/46F63B23-C163-4D13-9213-A5052C3C45A8.jpeg)
手前の歯に大きな根尖病巣があり、インプラントを埋める骨の方まで拡がりつつある状態でした。
これらを確認せずに、インプラント治療を行ってしまうことで、術後の神経麻痺の出現、根尖病巣の拡がりに伴いインプラント体の生着不良などを招きます。
口腔内スキャナーで口腔内情報を取り込んで、CT画像とマッチングさせ一旦計画の立案。
![](https://ryu-implant.net/wp-content/uploads/2020/07/1D6210D0-B902-4FB8-9281-8A661855CC7E-1024x599-1024x599.jpeg)
![](https://ryu-implant.net/wp-content/uploads/2020/07/B1C1DF1F-17D1-4A75-8DE0-DB4C1067ED15.jpeg)
今の病巣の大きさであれば、インプラントをすることはできますが根本的に大きくなる前に治療しなくてはいけません。
このように、インプラントの予後を阻害する因子というものが、実は隣の歯にあったりすることがあります。
インプラントの最大の利点は隣接する歯に影響を与えないことですが、その逆はあり得るということです。
インプラント長期的な維持の為にもきちんとした検査を行い、計画を立案することは何よりも大切です。
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