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骨造成してからインプラント治療

2023年12月16日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラントのプランニング中。
 

 
骨の欠損が著しく、初期固定が微妙な状態。
 
下歯槽神経までの距離は結構あるので、深めに埋入するもしくは長いインプラントを埋入すれば初期固定して骨造成が可能になりますが、深めに埋入してしまえば清掃性が悪くなるほか審美的にもよくない。インプラント周囲炎のリスクが上がる。
 
長めのインプラントでできるだけ歯槽頂ラインを揃えて初期固定するのも良いが、患者様の開口量が少ないと厳しい。
 
骨造成と同時埋入ができるケースでしたが、総合的にまずは骨造成のみの判断としました。
 
意外と開口量はインプラント治療や歯科治療を行う上で重要な項目です。
 
歯科機材も年々小さくなっていますが、それでも限界があります。
 
マイクロスコープやルーペなどにより拡大することはできますが、道具を入れるのはまた別のこと。
 
インプラントも形成のためのバーの長さがある程度あるため、それが垂直に骨面に向けなければいけないと考えれば開口量はそれなりに必要となります。
 
インプラント治療する前に、食いしばりの治療や顎関節の治療も大切です。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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