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インプラントのメリット・デメリット!治療の流れと他の治療法との比較も紹介
2026年1月26日

インプラントは失った歯を取り戻したり審美性を高めたりしたい方におすすめの治療法ですが、実際にどんな治療をするのか先に知りたい方も多いのではないでしょうか。
インプラントは多くのメリットがあり、生活の質や審美性の向上が期待できる治療法ですが、デメリットもあります。
インプラント治療を考える際は、メリット・デメリットを知っておくと役立つでしょう。
この記事では、インプラント治療をするメリット・デメリット、実際の治療の流れなどについて紹介します。
インプラント治療を検討している方は参考にしてください。
インプラントのメリット

インプラントのメリットは多数あり、特に生活の質や審美性について好影響をもたらします。
ここでは、インプラントの具体的なメリットについて紹介します。
天然歯のようにしっかり噛める
インプラントは顎の骨に直接埋め込んで固定され、安定性が高いため、天然の歯のようにしっかり噛めることがメリットのひとつです。
よく噛むことは唾液の分泌を促進する効果があり、消化吸収の向上や虫歯や口臭の予防、さらには脳の活性化も期待できるなど、健康維持に幅広く役立ちます。
入れ歯やブリッジでは実現しづらい安定性や噛み心地を実感できるのは、インプラントならではのメリットでしょう。
自然な透明感と美しさのある見た目にできる
インプラントは自然な透明感を持つ人工歯を使用できるため、周囲の歯と区別がつきづらく、審美性の高い口元になります。
例えば、差し歯や入れ歯では口を開いた時に金属が見えたり、ほかの歯と色が違ったりなど目立ってしまうことも多いですが、インプラントはほかの歯に馴染み、目立ちづらくなっています。
今まで見え方を考えて会話や笑顔に気を使っていた方も、インプラントなら気にせずに生活できるでしょう。
発音が安定しやすくなる
インプラントで失った歯を補うと、発音の安定につながります。
インプラントを適切に設置した場合、発音に以下のような影響があるためです。
- 歯の隙間から息が漏れづらくなる
- 舌や唇がスムーズに動くようになる
歯がない状態では息が漏れてしまい、特に「サ行」「タ行」の発音が難しいことが多いですが、インプラントで歯を補えば息が漏れにくくなります。
歯が安定することで舌や唇の動きもスムーズになり、今まで以上に会話を楽しめるようになるでしょう。
顎の骨が痩せづらくなる
歯を失ったままにすると、その部分は骨が少しずつ痩せてしまいます。
インプラントが顎の骨に固定されるとその刺激が骨に伝わり、骨が痩せるのを抑える効果が期待できます。
健康面と審美面の両方に役立つメリットです。
隣の歯を削らなくてよい
隣の健康な歯を削る必要がないこともインプラントのメリットです。
例えば、ブリッジは隣の歯を削って支台にする治療法で、入れ歯も安定性を高めるために歯を削ることがあります。
しかしインプラントは顎の骨に直接埋め込む治療法で、ほかの歯を削る必要がありません。
健康な歯を削るとその歯が弱ってしまいやすいため、長期的な口腔健康の視点ではインプラントが有効だといえるでしょう。
適切なケアで長持ちする
インプラントの寿命は約10~15年とされていますが、適切なメンテナンスをすれば、20年以上もつこともあります。
例えば、ブリッジの平均寿命は約7~8年、入れ歯は約5~6年です。
長く使える点もインプラントの魅力になるでしょう。
インプラントの寿命を長く保つために、定期的なメンテナンスと毎日の丁寧なセルフケアを心がけてください。
インプラントのデメリット

メリットが多いインプラントですが、一方ではデメリットと感じられる点もあります。
ここでは、インプラントの具体的なデメリットについて紹介します。
外科手術が必要
インプラント治療は顎の骨にインプラント体を埋め込む手術が必要です。
そのため、手術後には痛みや腫れなどが起こることがあり、患者さんは負担を感じるかもしれません。
いずれも日数が経過すれば回復するため心配し過ぎることはありませんが、一時的に身体への影響がある点は理解しておきましょう。
治療期間が比較的長くなる
インプラント治療は治療期間が長くなり、個人差はありますが、約2~3ヶ月かかることが多く、通院回数は平均で約5、6回ほど必要です。
また、骨量が少なく、インプラントをすぐに埋め込めない場合には、骨量を増やす骨造成治療が必要になります。
該当する患者さんはその分の期間(平均約4~6ヶ月)もかかるため、トータルで約6~9ヶ月が目安で、通院回数も増えることがあります。
例えば当院・静岡石田インプラントセンターでは、検査、埋入、消毒、抜糸、型取り、装着で約5、6回が目安です。
骨造成治療をする方はこれよりも通院回数が増える可能性がありますが、患者さんの状態によって異なるため、医師に提案される治療計画を確認してください。
条件によっては治療できないことも
基礎疾患や年齢、ライフスタイルなどによってはインプラント治療が適用できないケースがあります。
具体的には以下のような方が該当します。
- 歯周病や虫歯の治療が終わっていない
- 糖尿病や高血圧のコントロールができない
- 妊娠している
- 透析を受けている
- 18歳以下の未成年である
- 定期的なメンテナンスに通えない など
このような条件にあてはまる場合、インプラントの治療はできないことがあります。
費用が高額になりやすい
インプラント治療は原則自由診療のため、治療費は全額自己負担になり、費用は高額になります。
近年では格安のインプラントも見られることがありますが、品質や手術をする医師の技術などが不足している可能性があるため、費用だけで決めるのはおすすめできません。
「よい治療を受けたいが高額な費用がかかるのが悩み」という方は、以下の検討がおすすめです。
- 医療費控除の活用
- デンタルローンの利用
- インプラントブリッジ(後述)
- インプラントオーバーデンチャー(後述)
このような方法を取り入れると費用を軽減しやすくなります。
定期的なメンテナンスが必要
インプラント治療を受けた後は、定期的なメンテナンスが必要です。
適切なメンテナンスをしない場合、インプラント周囲炎や噛み合わせのずれなどのトラブルのリスクが高まります。
また、インプラントの保証条件に定期的なメンテナンスを指定している歯科医院も多いです。
スケジュール調整が難しい方にはデメリットに感じられるかもしれませんが、長く快適にインプラントを使うためにも、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
インプラント治療の流れ

実際にインプラント治療は1回法、2回法があり、それぞれの流れに違いがあります。
以下で2回法による治療の流れを見てみましょう。
| 順序 | 治療 | 内容 |
|---|---|---|
| Step1 | カウンセリング | ・インプラント治療について説明・治療計画やリスクを知る |
| Step2 | 術前検査 | ・CT撮影・口腔内スキャナー など |
| Step3 | 一次手術 | ・インプラントを埋め込む |
| Step4 | 二次手術 | ・一次手術後、骨との結合が確認できたらアバットメントを装着する |
| Step5 | 定期メンテナンスへ | ・定期的な通院でメンテナンスを行う |
1回法の場合、Step3の「一次手術」でアバットメントの取り付けまでを完了させ、二次手術はありません。
当院・静岡石田インプラントセンターでは、患者様の状態に合わせて1回法か2回法かをご提案するスタイルです。
インプラントと他の治療法との違いは?

失った歯を取り戻す治療法はインプラントのほか、ブリッジや入れ歯、インプラントブリッジ、インプラントオーバーデンチャーなどがあります。
ここでは、一般的なインプラントと他の治療法との違いについて紹介します。
ブリッジ
ブリッジは失った歯の両隣の歯を削り、そこを支台にして人工歯を装着する治療法です。
治療期間が短く、保険診療も選べるため、インプラントと比較すると低コストに収められる特徴があります。
ただし、両隣の削った歯の強度が弱くなり、将来的にトラブルが起きたり寿命が短くなってしまう恐れがある点には注意が必要です。
入れ歯
入れ歯は取り外し可能でお手入れがしやすいことや、保険適用の対象になるため、比較的安価で治療ができる方法です。
一方、歯根からの刺激が伝わらなくなり、顎の骨が痩せてしまうこともあります。
また、安定性がインプラントよりも不安定で、使い心地に違和感があったり調整が必要になったりするケースも見られます。
インプラントブリッジ
複数の歯を失っている場合、インプラントブリッジが適用されるケースもあります。
インプラントブリッジとは、インプラントを支台にしてブリッジを装着する治療法です。
費用はインプラントの本数で変わりますが、複数の歯すべてにインプラントを使うよりも費用を抑えられることが多いです。
費用の負担を軽減しながらインプラント治療を希望する方にもおすすめの方法のため、気になる方は医師へ相談してみましょう。
オールオン6
オールオン6は、総入れ歯や複数の歯を失った方に向けた治療法です。
上顎、または下顎に6本のインプラントを使用して12本分の人工歯を連結し、固定させます。
骨の厚みや力学的な部分を考慮してインプラントの配置が設計されるため、6本のインプラントでも高い機能回復が期待できます。
オールオン6のメリットは以下が代表的です。
- 治療期間が短い
- 手術当日から仮歯を入れられる
- 見た目や機能の回復が早い
- インプラントの本数を減らせるため費用負担を軽減できる
オールオンには「6」または「4」がありますが、日本人は欧米人と比べると顎の骨が薄く細いため、オールオン6の方がより安定した状態を維持しやすい傾向にあります。
ただし、骨量や神経の関係によっては、オールオン4を選択する場合もあります。
総入れ歯との違いは取り外しの有無です。
総入れ歯は取り外しが必要ですが、オールオン6はインプラントと人工歯がしっかりと固定されているため、取り外しができません。
その分、例えば食事中に外れたりずれたりする心配がなく、自分の歯に近い感覚で生活できるようになります。
インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントと入れ歯を使用する治療法で、部分入れ歯、総入れ歯のどちらにも対応可能です。
上顎、または下顎の片顎に2~6本のインプラントを埋め込み、その上にアタッチメントを取り付け、入れ歯を装着します。
インプラントの固定力によって一般的な総入れ歯よりも高い安定性が期待でき、入れ歯でよくある噛みづらさや外れやすさ、痛みなどの悩みを解決しやすくなっています。
取り外しが可能なため、ケアしやすいこともメリットです。
インプラントの本数を抑えながら治療をしたい方にもおすすめの治療法のため、興味のある方は医師に相談してみてください。
どの治療法か迷ったら?
どの治療法にするか迷った際には、それぞれの治療法のメリットとデメリットを比較し、自分のライフスタイルや予算と照らし合わせてみると選びやすくなります。
例えば、短期間での治療を希望する方にはブリッジや入れ歯が向いていますが、長期間の安定性や見た目の自然さを求める方にはインプラントもよい選択肢です。
インプラントブリッジやオールオン6、インプラントオーバーデンチャーなど、効果だけではなく費用面にもメリットのあるインプラント治療もあります。
また、自分にはどの治療法が向いているか、医師に希望を伝えたうえで相談しながら決めるのもよいでしょう。
まとめ
インプラント治療にはさまざまなメリットがある一方、デメリットもあるため、治療法として選択する際にはそれぞれを比較・理解する必要があります。
天然歯のようにしっかり噛み締められることや審美性の高さ、適切なメンテナンスで長く使えることはインプラントならではのメリットです。
一方、外科手術の必要性や費用が高額になることなど、デメリット面も考える必要があるでしょう。
また、患者様の条件によってはインプラントだけではなく、ほかの治療が適していることもあります。
迷ったり疑問を持ったりした際には、医師にそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどを説明してもらい、自分に合った治療法を選びましょう。
静岡石田インプラントセンターでは、インプラント治療をはじめ、オールオン6、インプラントオーバーデンチャー、インプラントブリッジなど、インプラントの特長を活かした複数の治療をご相談いただけます。
「どんな治療がいいのか迷う」「自分に合っているのは?」など、治療法にお悩みの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
