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サイナスリフトとインプラントの同時埋入〜抜歯即時インプラント・即時負荷という選択肢〜

2026年3月13日

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

本日は「骨が少ない場合のインプラント治療」について解説します。
インプラント治療を希望される患者様からよくある相談の一つが、

「骨が少ないと言われたのでインプラントはできないのではないか」
というものです。
インプラントは顎の骨の中に人工歯根を埋入する治療ですので、
骨の量と質はインプラントの安定性にとって非常に重要な要素になります。

しかし、骨が少ないからといって
必ずしもインプラントができないというわけではありません。
現在のインプラント治療では、骨の量が不足している場合でも
さまざまな方法によって対応することが可能です。
大きく分けると、次の3つの選択肢があります。

① 骨造成で骨を作る
骨が不足している部分に人工骨や自家骨を用いて骨を再生させる治療です。
特に上顎の奥歯では、上顎洞(サイナス)という空洞が近接しているため
骨の高さが不足しているケースが多く見られます。
そのような場合には
サイナスリフト
ソケットリフト
などの方法で骨の高さを増やしてからインプラントを埋入します。
骨を増やすことで、
理想的な位置・角度でインプラントを埋入できるというメリットがあります。
前歯や下の奥歯においても骨造成や骨移植を行うことで骨を増やしてインプラント治療をすることができます。

② インプラントを傾斜埋入する
骨が十分に存在している部分を利用して、
インプラントを少し傾けて埋入する方法です。
これにより
・骨造成を避けられる
・手術侵襲が小さくなる
というメリットがあります。
ただし、
補綴設計や咬合設計を十分に考慮する必要があるため、
経験と計画性が重要な治療方法になります。

③ ショートインプラントを使用する
通常よりも長さの短いインプラントを使用する方法です。
骨の高さが少ない場合でも対応できるため、
骨造成を回避できるケースもあります。
近年はインプラント表面性状やデザインの進化により、
ショートインプラントの成功率も向上しています。
ただし、
骨の状態や咬合力によっては適応を慎重に判断する必要があります。

このように、
骨が少ない場合でも治療方法はいくつか存在します。
大切なのは
・骨の量
・骨の質
・噛み合わせ
・患者様の希望
などを総合的に判断し、
最も安全で長期的に安定する治療を選択することです。
当院ではCT撮影による三次元的な診断を行い、
患者様ごとに最適なインプラント治療をご提案しています。
費用的な制限が存在する、骨造成などができない環境などでは、ショートインプラントや傾斜埋入での処置を行います。

症例紹介:サイナスリフトと同時インプラント埋入
今回ご紹介する患者様は、
上顎奥歯の欠損部にインプラント治療を希望され来院されたケースです。
CTで確認すると、
上顎洞の影響により骨の高さが大きく不足している状態でした。

このままではインプラントの長期的な安定が得られないため、
サイナスリフトによる骨造成を行い、同時にインプラントを埋入しました。

サイナスリフトとは、
上顎洞の粘膜を慎重に持ち上げ、その下に骨補填材を填入することで
インプラントを支える骨の高さを確保する治療です。
骨造成と同時にインプラントを埋入することで
・治療期間の短縮
・手術回数の減少
といったメリットもあります。
術後は良好に経過しています。

インプラント治療で気になる方は、国際インプラント認定医のいる小嶋デンタルクリニックまでご相談ください。