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インプラントはメンテナンスが重要!必要な理由や頻度・費用の目安
2026年1月26日

インプラントは、ケアを怠るとインプラント周囲炎をはじめとしたトラブルが起きる可能性があり、トラブルが進行するとぐらつきや脱落などにつながりかねません。
そのような事態を防ぐためにも、定期メンテナンスで行う清掃や医師の確認は重要です。
定期メンテナンスでは何をするのか、どのような効果が期待できるのかなどについて知っておけば、実際にインプラント治療の後に行うケアについて理解を深められるでしょう。
この記事では、インプラント治療後の定期メンテナンスの重要性や内容、セルフケアの重要性、老後のケアはどうするべきかなどについて紹介します。
インプラントの定期メンテナンスについて知りたい方は参考にしてください。
インプラントのメンテナンスが重要な理由

インプラントは長期間の使用が可能ですが、そのためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
ここでは、インプラントのメンテナンスがどのような理由で重要になるのかについて紹介します。
インプラント周囲炎の予防
定期的なメンテナンスで行われるクリーニングでは、インプラントの周囲を清潔に保ち、セルフケアでは届かない場所にある汚れを除去します。
インプラントの周囲を清潔に保ちやすくなるため、インプラント周囲炎の予防に効果的です。
インプラントの周囲で炎症が発生するインプラント周囲炎は、進行するとインプラントの脱落が起こる原因になってしまいます。
インプラント周囲炎を未然に防げれば、インプラントの寿命を延ばすことにつながるでしょう。
インプラントの破損・脱落予防
定期的にメンテナンスを行うことで、インプラントの状態を確認し、破損や脱落などのトラブルを防ぎやすくなります。
日頃のセルフケアでは気付かない僅かな兆候も、医師の確認で見逃しづらくなり、トラブルが進行する前にケアできるようになるでしょう。
使用しているうちに噛み合わせがずれ始めていたり、気付かないほど微細なぐらつきがあったりすることもあるため、医師の確認は欠かせません。
周囲の歯の虫歯予防
メンテナンス時にはインプラントだけではなく、ほかの歯もチェックします。
もし虫歯があれば適切な治療が提案され、早期に健康な口腔環境を取り戻せます。
また、ほかの歯に歯周ポケットがあればその治療も必要です。
歯周ポケットは歯周病の原因になり、広がればインプラント周囲炎にもつながりかねません。
ほかの歯の健康を守るのも、メンテナンスの重要な役割です。
保証制度の条件になっていることが多い
インプラント治療を受ける際、多くの歯科医院では保証制度を提供しています。
この保証制度の条件には定期的なメンテナンスが含まれていることが多いため、万が一、修理や再治療が必要になった時のためにもメンテナンスを受けることが大切です。
保証期間内であれば、万が一のトラブル時にも適切なサポートを受けられます。
当院・静岡石田インプラントセンターでも、定期的なメンテナンスを受けていただくことが保証(10年保証)の条件のひとつになっています。
インプラントのメンテナンス内容は?

インプラントは歯科医院での専門的なメンテナンスに加え、日頃のセルフケアが必要です。
ここでは、インプラントのメンテナンスで行われることや、セルフケアの注意点などについて詳しく説明いたします。
インプラントや口腔状態のチェック
歯科医院の定期メンテナンスでは、インプラントのぐらつきや周囲の歯や歯茎の状態、歯周ポケットの深さなどをチェックします。
インプラントや口腔内の状態を定期的に確認することで、インプラントを長持ちさせることにつながります。
インプラント周囲に異常があっても初期段階では自覚症状が現れにくいため、早期発見が重要です。
歯のクリーニング
歯科医院で行うクリーニングでは、自宅のケアでは落としきれない汚れを効果的に取り除けます。
例えば、インプラント周囲に歯垢や歯石が溜まるとインプラント周囲炎の原因になり、インプラントのぐらつきや脱落の原因になりかねません。
専門の器具を使用してクリーニングをし、歯石の除去をはじめ、インプラント周囲を丁寧に清掃することで、口腔環境を清潔に保ちます。
レントゲン検査
レントゲン検査は、インプラントと骨の定着状態や周囲の骨の健康状態を確認するために行われます。
インプラントが細菌感染(インプラント周囲炎)を起こしたり、過度な力がかかり続けたりすると、骨が吸収されるスピードが早くなります。
吸収が進んで顎の骨が痩せすぎてしまうとインプラントが脱落してしまう恐れがあるため、レントゲン検査で観察し、必要であれば対策を立てることが大切です。
定期的なメンテナンスでの調整や日頃のセルフケアを心がけ、骨吸収のリスクを軽減しましょう。
噛み合わせの確認・調整
噛み合わせのバランスを定期的に確認し、必要に応じて調整を行うことも大切です。
噛み合わせのバランスに不具合があると過剰な負担がかかり、インプラントに悪影響を与えることがあります。
また、噛み合わせの悪さは虫歯や歯周病の原因になったり、肩こり、顎関節症など身体的な悪影響が生じたりする恐れもあり、そのようなリスクを軽減するためにも確認や調整が必要です。
ブラッシング指導
正しいブラッシング方法を知ることも、インプラント周囲の健康を保つために重要です。
医師や歯科衛生士による適切なブラシの使い方や力の入れ具合の指導で、インプラント周囲を清潔に保つ方法を学びましょう。
このほか、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方の指導も受けられ、インプラント周辺の隙間や歯肉縁をしっかりと掃除できるようになります。
自宅でのセルフケアも重要
インプラントの健康を維持するためには、歯科医院でのメンテナンスに加えて自宅でのセルフケアも欠かせません。
毎日のブラッシングを丁寧に行い、歯間ブラシやフロスなどを活用することで、インプラント周囲の汚れを取り除き、歯垢や歯石の蓄積を防ぎやすくなります。
ブラッシング方法やデンタルケアアイテムの使い方を歯科医院で学び、毎日のセルフケアに活用してください。
メンテナンスの頻度や費用はどれくらい?

ここでは、推奨されるメンテナンス頻度や、メンテナンスにかかる費用などについて紹介します。
メンテナンスの頻度
インプラントのメンテナンスは医師の指示によりますが、3ヶ月~6ヶ月の頻度になることが多いです。
口腔状態によってはそれよりも短い頻度になるケースもあります。
忙しい方はスケジュールの調整が大変かもしれませんが、インプラントを快適に使い続けるため、医師に指定された頻度で通うようにしてください。
メンテナンスの費用目安
インプラントのメンテナンス費用は3,000~1万円程度が目安になっており、幅があります。
このような金額幅があるのは歯科医院の方針のほか、当日の処置内容によって変わるためです。
実際の費用がどの程度になるか、事前に確認しておくと予算を立てやすくなり、スムーズに通えるでしょう。
インプラントの寿命に関係する?
インプラントの寿命は平均10~15年程度ですが、適切な頻度でメンテナンスを続ければ寿命をさらに延ばせる可能性があり、20年以上使えるケースもあります。
しかし、もしもメンテナンスを怠り、インプラント周囲炎になってしまった場合、ぐらつきや脱落が起こり、寿命よりも先に再治療が必要になりかねません。
また、食いしばり癖や歯ぎしり癖のある方は奥歯に負担がかかりやすく、インプラントの破損につながるケースもあります。
メンテナンスで医師が兆候を発見すれば、破損する前にナイトガードなどの対策を取ることもできるでしょう。
他院でもメンテナンスできる?注意点は?

インプラントのメンテナンスは他院でも受けられる場合がありますが、その際にはいくつかの注意が必要です。
ここでは、他院でメンテナンスができるかどうか、希望する際に注意する点などについて紹介します。
基本的にはメンテナンスOK
最初に手術をした歯科医院ではなく、他院でメンテナンスを受けられる場合もあります。
ただし、必ず受けられるというわけではなく、歯科医院ごとに対応が変わる点には注意しましょう。
歯科医院ごとに変わる理由として、インプラントのメーカーや構造が多様であることが挙げられます。
その歯科医院で取り扱っていないインプラントの場合、適切なケアができない可能性があるため、断られるケースが考えられます。
紹介状や治療内容の情報があれば渡す
他院でメンテナンスを受ける場合は、前の歯科医院から紹介状や治療情報をもらって提示しましょう。
例えば、以下のような情報は他院の医師が状況を把握する際に役立ちます。
- メーカー名
- 型番
- 埋入日
- 施術内容 など
治療情報を共有することで他院での受診が円滑になる可能性が高まるため、可能な範囲で準備しておきましょう。
X線撮影やCTによる再検査が必要になることも
必ずではありませんが、他院で初めてメンテナンスを受ける際、画像検査が改めて行われる場合があります。
例えば、以下のような検査が代表的です。
- X線で骨吸収の有無を確認する
- CTで埋入位置や周囲の構造を詳細に観察する など
いずれもインプラント周囲の骨の状態やパーツの結合状況などを客観的に把握し、適切なメンテナンスにつなげるための検査になります。
インプラントが得意な歯科医院を探す
インプラント治療の経験豊富な医師がいる歯科医院を選べればなおよいでしょう。
経験が豊富な歯科医師であれば適切な診察やメンテナンス技術が期待できます。
また、インプラント治療に必要な設備(CTや専用手術室など)がそろっているかを確認するのもおすすめの判断要素です。
老後のインプラントのメンテナンスは?

インプラントは年齢を重ねても使用できますが、老後になると加齢による衰えで清掃の精度や歯科医院へ通う頻度が下がるケースがあり、メンテナンス不足になる可能性が考えられます。
ここでは、老後のメンテナンスについて紹介します。
メンテナンスが難しくなる可能性
高齢になった患者さんはセルフケアの精度が低下しやすく、インプラント周囲に汚れが残ることがあります。
また、体力の衰えや移動手段の減少などの事情でメンテナンスのための通院頻度が下がるケースもあるでしょう。
このような場合に適切な対処をしなければ、インプラント周囲炎をはじめとした口腔環境の悪化やインプラントの噛み合わせの変化などが起きる可能性が高くなります。
訪問診療でメンテナンスを受ける
通院が難しくなった患者さんは、訪問診療の利用も視野に入れましょう。
訪問診療ではインプラントの清掃や口腔ケア、噛み合わせのチェックなど、一通りのメンテナンスが受けられます。
ただし、インプラントの破損や緩みなどの対応は難しいケースもあり、その際には外来でのメンテナンスをすすめられることがあります。
ご家族やケアスタッフに協力してもらう
自身で細かい清掃が難しい場合には、ご家族やケアスタッフにサポートを依頼してみるのもよい選択です。
専門的なケアはできませんが、例えば、食後の汚れ残りが目立つ時には簡易的なブラッシングを手伝ってもらうだけでも炎症予防に役立つでしょう。
また、自分では気付かなかった不具合の兆候に気付いてもらえる可能性もあります。
上部構造の変更も視野に
インプラントは取り外しができないため、清掃しづらいと感じ、「入れ歯のほうが清掃しやすい」と思うかもしれません。
その際にはインプラントの上部構造を入れ歯に変え、「インプラントオーバーデンチャー」という形にするのもよい方法です。
インプラントオーバーデンチャーにすると上部の入れ歯を取り外して清掃できるため、セルフケアの精度を高めやすくなります。
まとめ
インプラントは適切なメンテナンスをすることにより、快適な状態で長く使えることが多いです。
そのためには医師が指定する頻度で定期メンテナンスを受け、隅々までの清掃や噛み合わせなどの確認が有効です。
虫歯やインプラント周囲炎、不具合の兆候などがあればすぐに調整してもらえます。
また、日々のセルフケアもインプラントを長く使うためには欠かせません。
歯科医院で歯ブラシやデンタルケアグッズの使い方について指導を受け、毎日のケアに役立てましょう。
静岡石田インプラントセンターではメンテナンスを重要なケアだと考え、インプラント治療をした患者様に定期的に受けていただいています。
インプラント周囲炎をはじめとした口腔内のトラブルを防ぎ、噛み合わせなどの細かい調整と合わせた定期メンテナンスにより、インプラントを長く快適に使っていただけるでしょう。
定期メンテナンスのご希望やご相談などありましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。
